東京へ行ってきました。
今回の目的はデンマークのデザイナー、フィンユールの展示会です。
他にジャン・プルーヴェ展やイッタラ展もあってこれは行く価値あるなと思いまして。
北欧家具のデザイナーではYチェアのハンズ・ウェグナーが人気で一番良く知られていますが、本当にこだわりを持った人たちにはフィンユールが好まれるのかなと思います。
最初にフィンユールだけでない名作のチェアがずらりと並んでいました。
私が愛用しているスワンチェアとアントチェアも✨
デンマークのデザイナーでも一番美しいイスをデザインしたとして知られているフィンユール。
デザインされたイスは「彫刻のようなイス」と高く評価されています。
中央のイスはチーフテンチェア。
存在感のある独特なデザインは当時デンマーク国王の目にも止まり、有名になったほど。
黒いチェアはペリカンチェア。
曲線を用いたユニークな形です。
品格のある他のチェアとは全然雰囲気が違いますね。
私が愛用しているアルネヤコブセンのスワンチェア同様鳥の優雅な形からヒントを得るのも面白いなと感じました。
見た目だけでなく人間工学に基づいて快適な座り心地も考えられています。
フィンユールと言えばこのイージーチェア ＮＯ.45。
アームの部分が緩やかな曲線を描き、どこから見てもとても美しいのです✨
最後にいろいろなチェアの座り心地を体験出来るコーナーもあります。
私個人の好みではイージーチェア、エッグチェア（2枚目左）、ママベア（3枚目右）がより心地良かったです。
フィンユールは
「そこに座る人がいなければイスはただのものに過ぎない。
人が座って初めて心地よい日用品になる」
と語っています。
座って使ってこそ価値があるのですね。
家具が生まれた歴史やデザイナーの考えを知ると自分が家具や物を選ぶ上でも考えさせられますし、知った上で使うとより価値も感じられますよね。
実際に触れたり座ったりも出来たのでより北欧家具の魅力を感じることが出来ました。
見た目や価格だけでなく、選んだイスで自分の暮らしがどんなに心地良く豊かになるか、そんなことを考える参考になると嬉しいです。
HPはこちら💛
https://www.rikasinteriordesign.com/
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